Hail Hail
2011年12月31日 その2
ミルウォールのザ デンを出てサウスバーモンジー駅へ。電車はすぐ来て、ロンドンブリッジ駅にもすぐに到着したが、セキュリティ上の問題か、ドアが開くまで2~3分待たされた。
駅構内にはたくさんの警官が待ち構えているが、特に今の所静か。
Tubeのノーザンラインでバンクへ行き、セントラルラインに乗り換える。 車内ではチャールトンファンと同乗。
レイトン駅到着前に右手に来年(2012)行われるオリンピックのメインスタジアムが見えてくる。(このスタジアムは2016-2017シーズンからウェストハムが使用)
レイトン駅到着後、スタジアムのブリスベーンロードまではほぼ一直線。駅を降りてオリンピックスタジアムとは反対側に向かって商店街沿いを歩くと左手に小さな公園があり、その向こう側に4機の照明灯が見えてくる。
ミルウォールと打って変わって穏やかな雰囲気、警官隊も出動しているが、チャールトンとオリエントの間に辛辣なライバル関係はないので、アウェーのファンも制限受けずに普通にうろうろしている。
ロンドンの小クラブレイトンオリエントは、ロンドンでフルアムについで2番目に古いクラブながら、2年だけトップリーグに昇格したものの普段は3部、4部をウロウロしているクラブ。
チケットオフィスで当日券を購入後、小さなクラブショップでスカーフとプログラムを購入。
スタジアム周りは住宅街でパブは見当たらず早めにスタジアムに入場して売店でビールとホットドックを購入し、飲み食いしながらSNSで時間を潰す。
このスタジアムには有名な「ただ見できるマンション」があるのだが、よく見るとスタジアム近くにあるのではなくスタジアム敷地内に建っている、というかスタンドの柱のようにマンションが立地しているのがわかる。
もちろん窓からは丸見え。
昔の旧グラウンドの頃は、スタジアムの屋根に登ったり、照明灯によじ登ったり丘から散歩ついでにただ見したり、実におおらかだったのだが、今でも幾つかの下位リーグのクラブのスタジアムではそういう昔ながらの風景が今でも見える。
17時20分に試合はキックオフ。かつてのプレミアリーグ常連だったチャールトンもこの時は3部まで降格中、しかし現在首位なので、ロンドンダービーとはいえ実力の差は明らかだろうと思いきや、なんと試合開始1分でチャールトンのGKがエリア外で手を使ってしまい一発退場!
残り89分を正GK抜きの10人で戦う羽目に。
これで不利と思われていたオリエントが、退場で得た勢いそのままに果敢にチャールトンゴールへ攻め立てる。
チャールトンは劣勢を覆せない中時間が過ぎるが、前半終了間際に結構苦しい体勢で打ったシュートがチャールトンのDFにあたりコースが変わってゴール!
オリエントが先制して前半を終了する。
後半は、1試合目のミルウォールでの緊張感か疲れてウトウト、試合も眠い目を目覚めさせるほどの盛り上がりもなく典型的な3部レベルの試合に終始。オリエントは虎の子の1点を守り切ればよく、チャールトンはなんとか挽回したいところだが、一人少ないビハインドを覆す策もなく、試合はそのまま1-0でオリエントの勝利。
試合終了5分前には、このまま終わるだろうと席を立ってスタジアムを出る。
Tubeでロンドンキングスクロスへ移動し、さらに荷物の置いてあるユーストン駅へ。
翌日の試合に備えて移動も考えたが、”迷宮”バーミンガム、しかもこの日は大晦日!予約なしで行くのはリスクが高いと、ロンドン泊に切り替える。
荷物は宿が決まるまで預けたままユーストン駅を出てキングスクロス方面へ歩いていく。
通り沿いにユースホステルがあったが、会員証がないとダメ。他にノボテルやホリディインなど、今のポンド安なら泊まれそうだが、ひとまず置いておく。
キングスクロスの常宿のエリアは最後にして今度はユーストン近くのB&Bをせっかくなので探索してみる。
ヒルトンホテルの近くを歩いていると向かいにちょっと見た目は古そうなホテルがある「Ambassadors Bloomsbury Hotel」
フロントに行って聞いてみるとシングル£45で空きはあるという。以前なら£45は予算オーバーだが、円換算で5,000円ちょっとなら十分オッケーでチェックイン。
その後、駅に戻り荷物を受け取って部屋に入る。£45にしてはロケーションはいいのだが風呂トイレ共同だしキングスクロスのB&Bとそう変わらない。
駅近くのアッパークラストとWHSmithで買い物し部屋で食事。Sainsbury’s やTESCO、ASDAなどのスーパー限定で買い物せずとも大丈夫なのはありがたい。
パブに行く気が起こらずテレビを見ていたら眠くなったので、そのまま就寝。
外ではカウントダウンのイベントもやっている中なのだがベッドの中で新年を迎えたのであった。
次の日へ続く。
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