Hail Hail
2008年12月26日(金) その1
機内で目が覚めてからは映画を見たりして過ごしたが、3度目の着陸前の食事もパスし、結局行きは何も食べずに過ごしていた。
唯一、紅茶を頼んだら、飲めないコーヒーが出てきたので、トイレにコーヒーを捨てて(取り替えてくれとはなぜか言わなかった)再度紅茶を頼んで飲んだだけ。
26日午前4時30分、ロンドンヒースロー到着。気温は5℃
入国審査で男の係官のところに行き、普段ならフットボールを見に来た、だけで済むのだが余計にも友人に会いに来た、なんて言っちゃうもんだから、どこに住んでるのか、いつ会うのか、そいつの国籍はなどといろいろ突っ込まれ疾駆八苦する。
Tubeの運行開始が7時半からなので、近くのターミナル2のソファに座り時間を潰す。日記を書いたり日本に電話をかけたり。
駅でオイスターカード(プリペイド)を購入し、ピカデリーラインに乗車。1時間ほどでキングスクロスに到着。
荷物預かりに荷物預けようと思っていたが、キングスクロス駅はボクシングデーの為クローズド、隣のセントパンクラスに行ってみるがこちらはサービスがない。
しょうがなく、抑えのヴィクトリアへ移動。ヴィクトリアでもブリットレールの駅はクローズドしているが、コーチステーションはオープンしていて荷物預かりも開いているので、£3.5/7時間で荷物をドロップしていく。
コーチステーションをでて近くのサンドイッチ屋が目に止まり異常な空腹を覚える。24時間以上何も食べてないから当然か。ツナのサンドイッチとオレンジジュースを購入し、ベンチで食事。これで何とか落ち着いた。
本日の予定は、トットナム、クリスタルパレス、チェルシーの3クラブがホームで 試合をするのでどれかを選ぶのだが、クリスタルパレスはセルハーストへ行く列車が少なそう、チェルシーは、両方共ダメな場合に、ということでホワイトハートレーンへ行くことにする。
まだ時間があるので、土産を頼まれていたため、ヴィクトリアラインとピカデリーラインを乗り継ぎナイツブリッジ駅へ。ハロッズに行ってみたが26日はお休み、セールは27日から開始。別の日本人家族も期待してきたみたいだけど、開いてなくてがっくりしていた。
ピカデリーラインをフィンズベリーパークで乗り換えセブンシスターズへ。なんと初渡英以来7年ぶりのホワイトハートレーンとなる。体力が復活してないのでバスで行こうと思ったが、タイミング悪く結局歩いて行くことに。
ゆっくり30分以上かけて歩いてスタジアムに到着。
ダフ屋はちらほら見かけるが、もしかしたらリターンチケット等あるかも、とチケットオフィスに行ってみる。
オフィスのあるゲートを通ろうとした時に一人のファンから声をかけられる。
明らかに一般のファン。シーズンチケットが一枚余っているから買わないか?と言われハウマッチ?と聞くと定価でいいという。
定価いくら?というと£53!! 、昨年のウェストハムでもそうだがロンドンのチケットは総じて高い。ただ、定価でもある程度覚悟はしていたのでOKし、お金を払いシーズンチケットをゲートの前で預かり一緒に入場、その後シーズンチケットを返却する。スパーズファンの名前はスチュアートといい、イヤホンでブックメーカーのラジオを聴きながら試合を見ているようだ。
席は、値段相応でメインスタンドのアッパーと最高に見やすい場所。これなら£53も頷ける。(ロンドン価格だけど)
コンコースで紅茶を買い、メールをしたり明日のアイブロックスまでの移動ルートを確認したり。
試合は、スパーズとフルアムのロンドンダービー、何気にロンドンダービーは前回もフルアムだけど、(x チャールトン)クレイヴンコテージではまだ試合を見たことがない。
スパーズはダレン・ベントの1トップ、前回はチャールトンの選手だった時にみてたなー。
一方フルアムには好きなジミーブラードが先発、リバプール時代地味ながらいい働きをするマーフィーも先発。
ロイ・ホジソンがフルアムの監督になってから守備が組織だち失点が少なくなった。この試合も大量得点を観れる可能性は低そうな感じ。
試合序盤からフルアムの積極的な守備でスパーズにチャンスが生まれず膠着した展開。
ロンドンダービーらしく随所で激しいプレーを見せるが、それほどライバル関係も厳しくないので、ファンはそこまでヒートアップしない。
昨年のボクシングデーも同じ組み合わせだったがその時は5-1でスパーズが大勝したので今シーズンもと思っていたのだが、内容すら思い出せないほどの低調な内容、しかも前半で期待していたブラードが負傷交代、スパーズも期待の若手ハドルストンが同じく怪我で交代。
後半も同じような展開でスパーズファンはイライラを通り越して諦め気味で試合を見ている。後半35分にはチケットを譲ってくれたスチュアートは友人とともに席を立ちスタジアムを去っていった。
自分も今日はグラスゴーまで移動するので早めにと思ったが86分ぐらいまで見て席を立つ。
スタジアムを出てバス通りに出ると一つ目のバス停でバスが2台待っていたので急いで歩いていくと、なんと目の前で発車されてしまう!( ;´Д`)
仕方なくセブンシスターズ方面へ歩いていると試合が終わったのか一斉にファンがスタジアムから出てきた。
試合終了後しばらくは人の流れが道路にまで広がり車の往来が困難になるので、歩いた方がいいやと、しばらく歩いていたが、脇道から出てきたバスがちょっと先のバス停で止まったので、急いで行ってみる。
車内はかなりぎゅうぎゅうだったが詰めれば乗れそうな感じだったので、乗り込もうとすると、なんと自分の目の前でドアを閉められてしまう!!(>人<;)
ちくしょーナンテコッタイ。
あーあ、と思いちょっと脱力、次のバスが来るまではまだしばらくありそうだからまた歩こうか、と思っていた矢先、
「&$'(#&%’&$)’)#”?」と後ろから言葉がする。
へ?( ̄▽ ̄)
と思い振り返ると見知らぬ奴が、自分に向かって話しかけてくる。
「Why you hit my face?」(なんで俺の顔を叩くんだ?)
「???? Excuse me?」(はい?)
「Why you hit my face?」(なんで俺の顔を叩くんだ?)
「I don’t!」(俺は叩いてねーよ!)
「Why you hit my face?」(なんで俺の顔を叩くんだ?)
((((;゚Д゚)))))))
脅すような感じでもなく、でも明らかに普通の聞き方とも違い、繰り返し聞いてくる、というか呟いているに近いかも。
さあ〜〜て、困った!( ̄▽ ̄)
治安の良くない北ロンドンで病み上がり(というか現在も不調)で周りに人は多いけど、頼れる人はいない。警察もスタジアムから離れているので、近くには見当たらない。
万引きで犯罪者扱いされたことはあるけど、運良く犯罪に巻き込まれずにここまでやってきたのもこれで運の尽きか?!
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この続きは次回に続く!(たまには引っ張らせて)(^ー^)ノ
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